【X-JAPAN/エックス・ジャパン】
X JAPAN / ART OF LIFE -1993.12.31 TOKYO DOME (通常版) [DVD]

【X JAPAN/エックス・ジャパン】のYOSHIKIYoutubeオフィシャルチャンネルから、「ART OF LIFE」93年12月31日TOKYO DOME公演のライヴ映像が公開されています。

「X JAPAN/ART OF LIFE @1993年12月31日TOKYO DOME」



「ART OF LIFE』は本来2ndアルバム『Jealousy』に収録され、2枚組でリリースする予定でした。しかしトラブルで見送りになり、2年後の1993年8月25日に単独シングルとしてリリースされた楽曲でした。

発売前の触れ込みでは、30分に及ぶ長時間のためライブ再現不可能と言われましたが、以前の解散前に幾度か再現ライブされていました。その中でも完成度の高いライブ動画、何かしらのニューアルバムへの布石であればうれしいところですね。
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■「ART OF LIFE」個人的見解

インディーズ時代からクラシカル要素をメタルに持ち込み、組曲的な展開でオープニングナンバー「Vannithing Love」や「Blue Blood」など長めだったり、7分の「Rose Of Pain」などがありました。

本曲「ART OF LIFE」はもともと2ndアルバム『Jealousy』に収録され、2枚組でリリースされる予定でした。きっと他のメタルバンドと、「X」の存在を大きく画する強烈なナンバーになる予定だったのでしょう。当時はインタビューなどで存在を語られ、期待を高められたものです。

…ところが発売された1993年はすでにメタルムーブメントはヘヴィネスブーム。(1991年にメタリカ『Metallica』Nirvana『NeverMind』リリースなど、時代はXの魅力だったクラシカル要素は時代遅れの感されありました。

バンド名をX-JAPANに変えての海外進出したもの、結果が芳しくない時期にリリース。かなり不遇な楽曲だったと言えます。余談ですが当時はハイトーンボーカルもウケない時期でもあり、TOSHIの声に歪みを入れた「DAHLIA」が発表されていました。


そんな時期に発表された「幻の楽曲・ART OF LIFE」ですが…。正直『Silent Jealousy』を30分に引き伸ばしたような曲って印象でした。なにせX最大の魅力であるハモリが少ない!サビは同じで大きな展開がない。

「Rose Of Pain」の方が後半からハードな展開になる分、大曲としていい印象です。対して『ART OF LIFE』を現在観ると、曲のほとんどはYOSHIKIとHIDEの独壇場。特にギターソロはほぼHIDEが引きまくっています。

しかし今となっては、人気メンバーだったHIDEのギターソロをこれだけ楽しめるのは貴重。ソロのhideとも違う、YOSHIKIが手掛けたクラシカルなフレーズを長時間弾くXのHIDE(ソロではhide)。今となっては、この姿を見られるが故に『ART OF LIFE』は大きな存在なのかもしれませんね。

■個人的「ART OF LIFE」聴きどころまとめ
メリット
・名曲「Silent Jealousy」の雰囲気を長時間たのしめる
・X時代のHIDEギターソロをたっぷり見れる
・まだ体調不良になる以前でYOSHIKIのドラミングも凄い

不満
・ハモリが導入部程度で少ない
・組曲ではなく、ピアノやギターソロで引き伸ばした楽曲
・サビやボーカルラインは長時間の割にパターンが少ない
・「Silent Jealousy」ほどクラシカル要素は少なく、すでに「DAHLIA」以降の大きなリフ主体

…あくまで個人的な感想なので、ファンの方は気にしないでください。それぞれ好きな方が過去曲と、聴き比べる参考にしていただければ幸いです。

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