【Loudness/ラウドネス】


・オリジナルメンバーで最高のパフォーマンス!2006年11月25日 25周年記念 Live 「S.D.I」

世界的な活躍を遂げた、日本を代表するHR/HMバンド。

1981年に元「レイジー」の(G.)高崎晃と(Dr.)樋口宗孝を中心に結成。長い歴史の中で、大きくメンバーが変更された時期ごとに、それぞれ第〇期と称されています。

今回はLOUDNESS第〇期ごとに、メンバー構成や主な出来事をまとめてご紹介!ヒストリーをLIVE動画などをご紹介していきます。


こちら↓の目次から第1~第6期に移動できます。



第1期 レイジーからLOUDNESSへ(1981~1988)

.・1987年12月31日のテレビ東京「87熱狂のライブコンサート決定版!!」出演


Loudnessの前身は大阪出身のロックバンド・LAZY(レイジー)。

・影山ヒロノブ(ボーカル)
アニソン界の帝王。牙狼の魔導輪ザルバでお馴染み。
・高崎晃(ギター)
・井上俊次(キーボード)
・田中宏幸(ベース)
・樋口宗孝(ドラムス)

1973年に高校で(Vo)影山・(G)高崎・(B)田中の3人が結成。その後、高崎が2年先輩の(Dr)樋口を誘い、(Ky)井上が加入してメンバーが揃う。

デビュー後から人気はあったものの、GS(グループサウンズ)のアイドル的な扱い。一時期ヘヴィメタル路線に走ったが、メンバー内で亀裂が起こり解散した。

その後、高崎と樋口が元EARTHSHAKERの(Vo)二井原実・山下昌良が加入して、1981年にLOUDNESSが結成となった。

第1期メンバー

Lightning strikes live in Tokyo 1986


・世界でも通用するHR/HMバンドとして活躍した、ジャパメタ始祖布陣!

(ボーカル)二井原実  元「EARTHSHAKER」のVo
(ギター)高崎晃      元LAZY
(ドラム)樋口宗孝       元LAZY
(ベース)山下昌良       
高崎の幼馴染、加入をきっかけに上京した。

(ベース)田中宏幸       元LAZY→ラウドネス結成前に脱退

・事務所は当初バンド名を「サンライズ」にしようとしていた。

・当時の事務所は長門大幸率いる「ビーイング」。後にT-BOLAN・ZARD、WANDSなどCM曲戦略で、音楽業界を席巻したレーベル。

【第1期LOUDNESSアルバム】
(1981)THE BIRTHDAY EVE -誕生前夜-

(1982)DEVIL SOLDIER -戦慄の奇蹟-
(1983)THE LAW OF DEVIL'S LAND -魔界典章-
(1984)DISILLUSION -撃剣霊化-
                 DISILLUSION/ English Version
(1985)THUNDER IN THE EAST



(1986)SHADOWS OF WAR
                US Mix ver/.LIGHTNING STRIKES
(1987)HURRICANE EYES 
                Japanese ver.   / HURRICANE EYES
わかってたけど「SDI」の日本語超ダサい(笑)
(1988)JEALOUSY/EP

第2期 Vo.マイク・ヴェセーラ加入(1989~1992)

「Crazy Doctor (Live/Vo.Mike Vescera)」



1988年12月にVo.二井原が脱退(ほぼ解雇)。以前から英語の発音を指摘されていたが、改善が見られないためだった。海外オーディションで採用した第2期ボーカルのマイク・ヴェセーラに迎え、1988年にアルバム『SOLDIER OF FORTUNE』をリリースした。


【第2期メンバー】
TV「ヒットスタジオR&N」出演

ボーカル)マイク・ヴェセーラ/Mike Vescera
元「オブセッション」のVo。声がデリケートで、パフォーマンスに度々ムラがあると指摘されていた。1991年脱退。

Loudness脱退後「イングヴェイ・マルムスティーン」のボーカリストに抜擢されたが、インギーの嫁をやったやらんで解雇。その後パッとしたバンド参加は乏しい。強いて言えば2012年のアニメタルUSAくらい・・・。

(ギター)高崎晃  
(ドラム)樋口宗孝    
(ベース)山下昌良     
1992年に脱退。後任にTAIJIを推薦していた。

・「TOKYO DOME 1989(スーパー・コンサート・フェス)」



【第2期アルバム】
(1989)SOLDIER OF FORTUNE



(1991)ON THE PROWL
                 SLAP IN THE FACE/EP


第3期 Vo.MASAKI・B.TAIJI加入(1992~1993)

Welcome To The Slaughter House 1992(Youtubeプレイリスト)

 

1992年1月にボーカルMASAKI(元E.Z.O)、ベースにTAIJI(元X)を迎えた第3期ラインナップが揃う。Xの女性ファンが増えるなどして、CD売り上げや知名度は今までの最高を記録していたらしい。

代わりに当時の事務所が、海外活動を断るようになった。その上、契約の問題などトラブルが多発し、実質解散の危機を迎える。

「CrazyNight/第3期メンバー」


TAIJIが進めていたソロプロジェクトの問題がこじれて脱退。続いてリーダーの樋口も脱退、ファンに大きな衝撃を与えた。

この時期は、完全に当時の所属事務所が悪い。売れたはいいが、いろんな問題が起きるもの何ですかね。

第3期メンバー

(ボーカル)MASAKI 
元「E.Z.O 」のVo.。二井原脱退後にも誘われていた。

(ベース)沢田泰司/TAIJI    1993年 脱退


当時人気絶頂だったX(現在のX-japan)から加入。脱退後ソロプロジェクト「D.T.R-Dirty Trush Road」を立ち上げるが、パッとしないアルバムで完全にスベった。その後は悲惨な人生へ突入するが、また別の話。

(ギター)高崎晃  

(ドラム)樋口宗孝   1993年 脱退
結成以来リーダーの脱退は、かなりの衝撃だった。その後、元Voの二井原らと「SLY」を結成。

【第3期アルバム】
かなりヘヴィネスでカッコ良かったのに、たった1枚しかリリースされていない。

(1992)LOUDNESS




第4期 ファンも目をそらす暗黒期(1994~2000)

「MasterOfHighway/第4期メンバー」


この暗黒期と呼ばれる時期は、まさにカオス。Loudnessの結成メンバーであり、もはやバンドの存在意義である高崎晃が出家しかけた。

占い師にそそのかされ、頭を坊主にしインド風衣装に。スタジオでお香を焚きまくった。

ギターソロなどもインプロヴァイズという高尚な適当引きになった。この当時のLIVE盤はソロがバラついて酷いものもある。度々薬物疑惑が囁かれる事さえあった。

当時の高崎晃ソロアルバム『氣』


【Loudness/ラウドネス】のイメージが変わりまくって、メンバーに責任はなくても恨まれるような状況だった。現在では「これはこれで悪くない」「なぜ暗黒期?カッコいい」と再評価の声も多い。

【第4期メンバー】
「Speed~RockShock」


(ボーカル)MASAKI  
あまりの状況にオリジナルメンバーで復活を助言するほどだった。

(ギター)高崎晃  

(ベース)  柴田直人 
元「ANTHEM」から加入
(ドラム)本間大嗣
元「EZO」から加入


暗黒期と呼ばれるこの時期は、何も【Loudness/ラウドネス】だけではなかった。

・海外はNirvanaなどグランジ隆盛、Metallicaが『Lord』『ReLoad』のヘヴィネス路線に突入して、低迷しかけていた。
・国内においてCD自体は売上が最盛期。だが「コムロプロデュース」や、B'zをはじめとするT-BOLAN、ZARD、WANDSなどの「ビーインググループ」のCMソング戦略(Voとサビ以外がぼんやりしているグループ、のちにB’zは早々離脱)で席巻しまくっていた時期。

X-japanでさえ迷走を続け、結果解散している。成功したのはhideくらい。ジャパメタ及びメタルの暗黒期でもあった。

【第4期アルバム】
(1994)HEAVY METAL HIPPIES
HEAVY METAL HIPPIES


↓通称「インド3部作」
GHETTO MACHINE


(1998)DRAGON
(1999)ENGINE

第5期 オリジナルメンバー復帰…樋口宗孝・死去(2000~2008)

20040715 LIVE Depot(MXTV FULL)


2000年にオリジナルメンバーで復活。当時は期間限定の予定だった。復活後のアルバムは様々な評価があるものの、順調な活動を継続していた。ところが…

2008年11月30日にドラム・樋口宗孝が死去、死因は肝細胞癌(かんさいぼうがん)。Loudness関係者やジャパメタ界のみならず、海外や各界著名人から多くの哀悼の言葉が寄せられました。

・「樋口宗孝追悼ライブ(Youtubeプレイリスト)」


【第5期メンバー】
(ボーカル)二井原実
「X.Y.Z.→A」から復帰
(ギター)高崎晃  
(ベース)山下昌良(ドラム)樋口宗孝「Rose of Rose」から復帰


Live Terror2004


Everlasting Munetaka Higuchi memorial  2010.11.14
【第5期アルバム】
(2001)SPIRITUAL CANOE -輪廻転生-
SPIRITUAL CANOE~輪廻転生~

           PANDEMONIUM -降臨幻術-
(2002)BIOSPHERE -新世界-
(2004)TERROR -剥離-
Racing/音速
(2005)English ver. /Racing
(2004)RockShocks(セルフカヴァー)
ROCK SHOCKS


(2006)BREAKING THE TABOO
(2008)METAL MAD

【第6期】Dr.あんぱん加入-現在(2009~)

「Samsara Flight 2016(Dr.鈴木”あんぱん”政行)」


2009年2月16日、元サーベルタイガーのドラマ-、鈴木政行(通称あんぱん)が加入。過去の名アルバム曲を再現するライブツアーや、新作を順調にリリースしてファンを喜ばせていた。

2018年2月8日にDr.あんぱんが脳梗塞発症で入院のため一時離脱。サポートドラマーの西田竜一を迎えて活動を継続中です。

あんぱんは無事退院後に復帰しました。現在は完全なライブ出演は難しいため、メインを西田が演奏して、アンコールのみ演奏する形で出演しています。

【第6期アルバム】
(2009)THE EVERLASTING-魂宗久遠-
(2010)KING OF PAIN -因果応報-
(2011)Eve to Dawn -旭日昇天-
(2012)2・0・1・2
(2014)THE SUN WILL RISE AGAIN -撃魂霊刀
(2016)SAMUSARA FLIGHT -輪廻飛翔(セルフカバー)
(2018)RISE TO GLORY - 8118 -





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